忘れ物はスコアよりもまず進行(プレーファスト)に響きます。この記事は「必須→季節→雨天→前日・当日」の順で、現場で探し物をしない前提のリストをまとめました。
3ステップで忘れものゼロへ
最初に必須を固定でバッグへ入れ、天気に応じて季節・雨天を加算。最後に前日・当日チェックで抜けをゼロにします。ページ末尾に簡易版チェックリストを用意しているので、合わせてご活用ください。
- 必須セットを「常備ポーチ」化(毎回そのまま持ち出せる状態に)
- 季節・雨天分を天気予報で足し引き
- 前日と当日の最終チェックで仕上げ
まずはこれだけ(全員共通・必須)
ここは毎回必ず入れる固定アイテムです。小物は外ポケットに定位置を作り、カートで立ち止まらない導線に。多くのゴルフ場ではコース内はゴルフシューズのみが認められます。さらに、プレー後は入浴・着替えが一般的なので着替え一式も必須として扱います。
- クラブ一式(パター含む/ヘッドカバー)
- ボール(9〜12個:初心者は多め)
- ティー(ロング×5/ショート×5 目安)
- マーカー・グリーンフォーク(各2セット)
- グローブ(予備1枚)
- ゴルフシューズ(スパイクレス可/コースはゴルフシューズのみ)
- 飲料(500ml×2 以上/夏はスポドリ+水)
- タオル(ハンド×1/フェース拭き×1)
- 現金・決済手段(小銭/自販機・ロッカー対策)
- 身分証・健康保険証(念のため)
- 着替え一式(入浴後用:下着・靴下・シャツ・ズボンやスカートなど)
季節別チェックリスト
同じ18ホールでも季節で体調リスクと持ち物の比重は変わります。原則は「体温・水分・日照」の3点管理。春秋は寒暖差、夏は暑熱、冬は防寒に寄せます。以下は必須セットに上乗せする想定です。
春
朝夕の寒暖差と花粉が要注意。首元・手首の調整が効く軽量アイテムを追加します。
- 花粉対策(マスク・目薬・ポケットティッシュ)
- 薄手のウインドブレーカー(朝夕の冷え込み対策)
夏(猛暑)
安全最優先。水分と塩分を分けて携行し、凍らせた飲料をクーラーバッグに。「各ホールで一口」をルール化すると脱水を防げます。
- 凍らせた飲料(スポドリ+水)/小型クーラーバッグ
- 塩タブレット・経口補水液
- 日焼け止め(SPF50+)/帽子/サングラス
- 冷感タオル(首用)/汗拭きシート
- 替えグローブ(汗対策)
秋
朝露と午後の冷え込みが中心。足元と上半身の「濡れ→冷え」を避けるため、タオルと薄手インナーでコントロール。
- 朝露対策のタオル追加
- 薄手インナー(午後の冷え込み対策)
冬(防寒)
厚着しすぎると振れません。レイヤリングで可動域を保ち、指先と風対策を優先します。
- 防寒手袋/ネックウォーマー/ニット帽
- カイロ(貼る・持つ)※グリップへの粘着付着に注意
- レイヤリング(インナー+ミドル+アウター)
雨天・悪天候セット
雨は進行(プレーファスト)に直結。タオル枚数と防水3点セット(ウェア・キャップ・グローブ)を多めに考えます。強風時は傘よりレインフード+タオル交換の回転重視。
- レインウェア上下(防水・透湿)
- レインキャップ or 帽子のツバ用カバー
- 防水グローブ(左右1組)
- 防水スプレー(前夜に靴へ)
- タオル×3(手用/クラブ用/座面・荷物用)
- 折りたたみ傘(強風時は使用注意)
セルフプレー&カート周り
セルフは「カート⇄ボールの往復」を減らす配置が勝ち筋。小物はポーチにまとめ、ティーショット用の予備ボールまで入れておくと、トラブル時に立ち止まりません。スマホスコアはバッテリー残量に注意し、小型モバイルバッテリーを1本だけ忍ばせます。
- 小物ポーチ(ボール3〜4/ティー3〜4/マーカー/フォーク)
- スコアカウンター or スマホアプリ(モバイルバッテリーは小型)
- 濡れ物用ジップ袋(手袋・タオルの管理)
クラブハウス・風呂・帰路の小物
着替え一式は必須項目へ移行しました。ここでは快適さを底上げする小物のみを挙げます。濡れ物はビニール袋へ分け、アメニティ類は小分けに。
- ビニール袋(濡れ物用)
- 整髪料・スキンケアの小分け
前日と当日朝の確認
忘れ物の大半は前夜のチェック漏れ。天気・時間・補充・充電の4点を固定化。当日は玄関で「飲料・財布・鍵・身分証」を一括確認できる置き方にしておくと取りこぼしが減ります。
前日
- スタート時間・到着目安(45〜60分前着)
- 天気・気温・降水確率の確認
- シューズ乾燥・防水スプレー
- ボール・ティー・グローブの補充
- スマホ充電/モバイルバッテリー充電
当日朝
- 飲料の準備(季節に応じて本数可変)
- 財布・鍵・身分証
- ゴルフ場へのアクセス再確認(渋滞・工事)
“持って行かない”リスト(重量&トラブル回避)
バッグが重いと歩行とスイングに負荷。香りの強いスプレーなど、同伴者の快適さに影響するものも避けます。「軽く、静かに、必要最小限」が原則。
- 大容量の化粧水・スプレー(小分け推奨)
- 香りの強い消臭剤(同伴者配慮)
- ジャラジャラ音の出るキーホルダー
簡易版チェックリスト
スマホでさっと確認したい方向けの要点だけの短縮版です。以下をそのまま上から順にチェックしてください。
- 必須:クラブ一式/ボール9〜12/ティー(R×5・S×5)/マーカー・フォーク各2/グローブ+予備/ゴルフシューズ/飲料×2(夏はスポドリ+水)/タオル×2/現金・決済/身分証/着替え一式
- 春:花粉対策/薄手WB
- 夏:凍飲(スポドリ+水)/塩タブ/日焼け止め/帽子/サングラス/冷感タオル/替えグローブ
- 秋:朝露用タオル/薄手インナー
- 冬:防寒手袋/ネックウォーマー/カイロ/レイヤリング
- 雨:レイン上下/レインキャップ/防水グローブ/防水スプレー/タオル×3/折りたたみ傘
- セルフ:小物ポーチ(ボール3・ティー3・マーカー・フォーク)/小型モバイルバッテリー/ジップ袋
- 前日:時間・天気・補充・充電
- 当日:飲料・財布鍵・身分証・アクセス確認
よくある質問(FAQ)
- ボールは何個あれば安心?
- 初心者は12個、100切り目前で9個を目安に。プレー中に切らすと進行に影響します。
- 飲み物は何本必要?
- 春秋は500ml×2、夏はスポドリ+水で3本以上。暑熱時は各ホールで一口をルール化。
- シューズは必須?スニーカーではダメ?
- 多くのゴルフ場でコース内はゴルフシューズのみが認められます。スパイクレス可のコースもありますが、事前にローカルルールを確認してください。
- 雨予報で最優先は?
- レイン上下+タオル×3。防水グローブが1組あると後半の握力消耗が大きく減ります。